ぢゃすちゃんが
肛門嚢炎になりました。いわゆる、おできです、おでき。
肛門の
*から3センチぐらい左にずれたところに、真っ赤にはれた部分が出現(いつもは毛に隠れているからわかりませんでした)。直径5センチぐらいの梅干色の円がありました。もちろん腫れてて、痛そうです。
気が付いたのは日曜日の朝。
土曜日、ちょっと変だなとは思ったんですが、その変というのが、微妙だったんです。
同じ猫種の方だけでなく、猫を飼っている方すべての参考になればと思いますので、私が数日前からおかしいと思っていたポイントを書きます。
◎5日前、爪を切るため仰向けダッコしたとき「にゃ~ん」と小さくないた。
ぢゃすみんに、いや~ん鳴きされたことがなかったので、軽くショック(笑)
この時点で
「いや~ん鳴き」だと思っていたけど、実は痛かったのだと思う。
しかし、それ以外は元気で、走り回る。
◎4日前、ダッコして下ろそうとしたら「にゃ~ん」と小さくないた。
最近の流行が「いや~ん鳴き」なのかしら?と思っていた。
愛猫2と追いかけっこするなど、元気はある。
◎3日前、友人が来たのを見送るのに、玄関に行くと、くっついてきたので
ダメだよ、と抱きかかえると、やっぱり「にゃ~ん」と小さくないた。
ちょっとおかしい?と思った。膀胱が痛いのでは?(膀胱炎)と思うが
頻尿はないし、様子をみようと思う。
あまり激しい運動はしないが、高いところに上ったり、狭いところに入ったりはする。
◎昨日、肛門をやたらなめている。やっぱり膀胱炎なのかなあ?でも おトイレは普通だし、なんだろう!?
運動はしない。手先だけで遊ぶかんじ。
◎今日、朝から、押入れに立てこもり。やはりおかしい!
目力あり、食欲もまあまあ、でも気になる。
チキンでおびき寄せると、また肛門をなめている。
抱きかかえてお尻をみても、とくに問題がなさそう・・・。
ダッコしてて、お尻に手を当てたとき「にゃ~ん」と鳴く。
おかしい。お尻を見るけど変わった様子はないのに、でもおかしい。
猿の毛づくろいの要領で、細かく毛を掻き分ける。
肛門から3センチぐらい横の、左側が真っ赤にはれている。
怪我しているようにもみえる。怪我か、おできか!
即病院に電話をして、診察に。
こんな感じで、なにか?ハテナが出たのは
5日前ぐらいなんですが、なにぶん毛深いゆえ、初期段階では私は見つけられなかったと思います。
肛門嚢炎というのは、肛門腺からでる分泌物がドロドロだった場合なんかに、出口が詰まって化膿してしまう症状のことらしいです。肛門腺からでる分泌物は、普通はオシッコやウンチで気張ったときに、自然に出るものらしいんですけど、たまに濃くなったりすることもあるそう。それが上手に排出されずに、中で溜まって化膿すると、おできになるんですね。
うちの愛猫たちのブリーダーさんに、以前「定期的に肛門腺を絞るように、とアドバイスを受け、病院にお願いしたところ、
「必要ないでしょう!」ときっぱり断られたので、いままで一度も絞ったことがなかったのです。
病院で断られたのは、今かかっている病院の前にいっていた3箇所の病院で、どこも似たり寄ったりのことをいわれました。その中でも、「ああ、そういうことか」と納得して引き下がることになった先生の説明は以下のようなものでした。
いい年の大人に「鼻水たまってない?はい、チーンしなさい」ってティシュー差し出したりしないでしょ?!それとおんなじで、大人の猫になっているのに、いちいち肛門腺絞ってあげなくても、いいんです。自分で自然に出しますから、心配いりませんよ。
たしかにそうだわね、と思ったんですが、ブリーダーさんところのニャンズは定期的に病院で絞ってもらってたみたいだから、この猫種がたまりやすい、ということかもしれません。
病院で、今の主治医と相談したんですが、絞るなら3ヶ月に1回ぐらいがいいと。一度たまると癖になることもあるので、定期的に絞るか、手術で取る方法もある、とのこと。
まずは、いま化膿しているところを完全に治してから、しばらくは様子をみて、また溜まるようだったら、今度は定期的に絞るようにしましょう。それでも溜まるようなら、手術で取り除くことを検討しましょう、ということになりました。
▲傷口をなめないようにカラー装着。お水を飲むのも一苦労。
今日の診察では「これ、かなり大きいですね~」と言われました。
そして、ここまで腫れていると、もう2、3日で自然に破れたと思います、といわれました。
腫れのある箇所に、破れの前兆みたいな傷口があって、そこはカサブタになってたんですが、
先生いわく「ここはもう細胞が死んでいるから、痛くないはず。麻酔なしでも痛くないはずだから、ここを切開して膿を出し、中を消毒液で洗浄しましょう」ということになりました。
<本日の治療とお薬> 全部で3500円
・患部を麻酔なしで切開
・膿を出しました。
・傷の内部にシリンジ(注射器)で消毒液を入れ、洗浄
・抗生物質(5日分の錠剤)
※しばらく、毎日、患部の消毒に通います(無料)
先生には、許可をもらって傷口の様子を撮影しました。
膿をだしたのですが、その膿も、かなりの量でました。
腫れている周囲の毛を刈る前の写真は、撮ってもまったく見えませんでしたので、撮ってないですが、
長毛種の場合、痛がったり、なめたりする様子を見ない限り、見た目だけではまったくわからないと思います。
毛に覆われていますから。
▲3週間前のお尻ですが、昨日だって見た目はこんなでした。
たまに、
お尻の毛を掻き分けて観察したり、抱きかかえて痛がる様子があったら、みなさんも注意してみてあげてくださいね。
例のごとく写真を載せますが、膿を出しているところが載ってますので、
ご自分の判断でお進みくださいませ~。
猫の肛門嚢炎の画像です。