毛玉除去剤について

毛玉除去剤についてコメントいただきましたので、私が調べたかぎりのことを書きます。
参考になれば幸いです。(過去記事の再編集です)
e0012610_0313462.jpg3月は長毛種猫にとっては、「換毛期対策」をしっかりしないといけない時期です。うちでも現在バリバリ(!)やってます。現在は「ケアスナック」というおやつ系のものを食べさせています。10粒ぐらいあげると、次のウンチにびっしり毛が出ていたりします。

毛玉除去剤といってもいろんなメーカーから出ている商品があると思うのですが、
まず、うちで使ったことのあるものは獣医師取り扱いで病院などで処方される
商品名:ラキサトーン
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というものと、市販されている
商品名:ペトロモルト
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この2つです。

成分は、
★ラキサトーンの成分★
流動パラフィン、白色ワセリン、ペプトン鉄、麦芽シロップ、 糖蜜、コーンシロップを含むペースト状
★ペトロモルトの成分★
乳状のペトロラタム(潤滑剤)44%、麦芽シロップ47%
グリセリン7%、アカシア2%、ビタミンB1

二つとも石油系の成分が含まれているので使うのが怖くて、獣医に聞いたり製造元に問い合わせたりしました。結論からいうと、毛玉除去剤は、飲んでも吸収されるものではないので、成分が化学系か自然系かということを考え出すと毛玉除去剤の役割、本来の目的がかすんできてしまう、・・・わりきって使うしかない、と・・・わたしは、結論付けています。
もちろん、吸収されずに出て行くとはいえ、危険なものはいやですし、できれば自然なものがいいですけどね・・・しかし、うちでこれを使うときは、「そんなことよりお腹の中にびっしり詰まった毛を外に出すことがもっと大事!」という緊急時(?)なので、割り切って使っています。

以下に、過去記事で紹介した文章を載せます。成分について薬品会社に勤めている友人からのコメントと、獣医師からの返事2つを載せています。
また、自然のもので、体にやさしい毛玉除去剤もありますので、紹介します。
猫情報をたくさん発信されている「すぴまんのこだわり」さんの記事にリンクします


私個人の感想としては、一番毛をからめとって出してくれるのは、ペトロモルトです。ほかの2つは、ウンチがやわらかく、ホクホクになるという程度で、毛はなかなか出ませんでした。







■製薬会社の友人■

*****
A.質問:猫の毛玉除去剤の成分について不安があります。これらの成分の害について意見を聞かせてください。

★Aという製品の場合★
流動パラフィン、白色ワセリン、ペプトン鉄、麦芽シロップ、 糖蜜、コーンシロップを含むペースト状

★Bという製品の場合★
乳状のペトロラタム(潤滑剤)44%、麦芽シロップ47%
グリセリン7%、アカシア2%、ビタミンB1



Q.問題はこの三つ。  
  ・流動パラフィン
  ・白色ワセリン
  ・乳状のペトロラタム

まず、ワセリンは普通に手に塗ったり、冬場かぜひくと、空気が乾燥してるので就寝前に鼻の粘膜に塗ったりもします。ちなみにメンソレータムです。
基本的には食べるものじゃないので、食べないに越したことはないと思う。
しかし、「流動パラフィン」のようなものは、人間に対して食品としてまったく使用されていないか、というとそうでもないみたいである。。(混入比率とかは厳しいみたいだけど。)

これを食する、ということは、油分は吸収が早いから出るのとどっちが先か?と考えると、やはり吸収のほうが早いと思う。だから程度の毒性は避けられないかなぁ。
しかも、体に進入した排除したい物質、微生物(細菌等)、毒物などを腸に水分をいっきに集めて流しだす、という動物の生理を利用したものなので、根本的に荒療法って感じ。

早い話が、体内に侵入した場合、好ましくないものをあえて飲む。といったところでしょうか。

まぁ、とはいっても開発側も毒性とか効き目とか天秤にかけて開発しているわけで、
さらに訴訟の国アメリカでも販売されてるとあらば妥当なところかもね。
しかし、毛による腸閉塞になるくらいならここは使用すべきか...。


ちなみに人間の場合、例えばケンゴシっていう生薬(普通は手に入らないはず)を飲んで一気に出す。という手法がとられます。何かしら毒性のあるものを摂取してしまい、何が何でも排出したい場合ですね。


■獣医師A医師より■


毛球症(毛玉除去剤)の質問に対する答え


Q.毛玉除去剤の安全性および、長期投与についての考えを聞かせてください。
A.毛玉除去剤自体は体に吸収されないので体への影響はないのですが、長期に連用するのは避けた方がいいと思います。

Q.なぜ長期投与しないほうがいいのでしょうか?
A.成分の特徴として緩やかな下剤のような働きをする為、脂溶性ビタミンやそのほかの栄養分の吸収も妨げてしまう可能性があるため栄養不良になる可能性があるからです。

Q.毛玉除去剤以外に日頃のヘアボールケアはどんなことをすればいいでしょうか?
A.食餌で毛玉を便として胃腸内を通過を与える。予防を考える上では、毛玉の原因となる被毛を少なく、あるいは余分な被毛をつけておかないことが大切。毛球症の予防としては、被毛のカット(つまりは短く刈るということです)、あるいは毎日ブラッシングすることで余分な被毛を除去するのが一番簡単、かつねこに負担のかからない方法がよい。

Q.猫の「毛玉吐き」について、そのほか注意すべきことはあるでしょうか?
A.「猫は毛玉を吐くもの」として「当たり前だ」と考えるむきが多くありますが、毛球症の症状、つまり「嘔吐」というのは生体にとって決して良いことではありません。ですから、症状がでたらそのときは、口から吐かせるより、毛玉除去剤の投薬をお勧めします。


*****

■私見
医師の答えによると、毛玉除去剤の成分そのものは、確かに天然のものではないので、不気味(?)ですが、いわゆる下剤だと考えれば、仕方ないかもしれない、と思います。
まして非常事態にだけ投薬するもとの割り切れば、体に毒物が蓄積される心配はあまりないのかもしれません。。
それよりも「軽い下剤」であるから栄養の吸収を妨げてしまう、そのことの方がよくない、というのはとても納得しました。
人間でも便秘薬を飲むと、必要な栄養素が全部出てしまうので、よくないといいますがそれと同じですね。
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by jasgenki | 2008-03-07 00:00 | 毛、毛玉